性物理工学領域

Division of Materials Physics,

Graduate School of Engineering Science, Osaka University,

English Version

 

(2003 年4月旧物理系専攻より改組改編)

 

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本領域では物性物理工学が実験・理論の両面において世界の先端を行くレベ
ルで深く掘り下げられています。先端デバイスに利用される材料物質の基礎
研究とともに物理学の発展に大事な役割を果たす新規の物質や現象の研究が
なされています。バルク・表面・ナノスケール物質・メゾスコピック系など
で、多くの物質におけるミクロな相互作用機構の解明が行われています。
それには新しい理論的方法とモデル、放射光分光、超高圧などの先端的実験
手法が用いられています。また、これらの結果は新しい人工物質の創製にも
反映されます。この領域の特徴は、新物質の作製、実験装置・手法の開発か
ら、未知の現象を解明し実験を先導する理論の構築まで、幅広い研究が行わ
れるところにあり、それが新しい人材を育てる教育にも反映されています。
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電子相関物理講座

教授

三宅和正、菅滋正、鈴木義茂

助教授

河野浩、今田真、白石誠司

助手

関山明、都賀谷素宏、美田佳三、鶴田篤史

強相関系理論グループ(三宅、河野): f電子やd電子を含む金属化合物で出現する 強相関電子系が示す特異な現象を理論的に解明することを通じて、超伝導現象や磁性現象における新しい「概念」を発掘し、物質科学の基礎研究を推進していま す。

強相関系分光グループ(菅、今田): 磁性体、超伝導体などの強相関 電子系につい て内殻光吸収や光電子分光あるいは逆光電子分光などの手法により、バルクならびに表面の電子状態を研究しています。ミクロナノ構造については光電子顕微鏡 の手法により研究を進めています。

スピントロニクスグループ (鈴木、白石)

ナノ量子物理講座

教授

冷水佐壽、井元信之、多田博一

助教授

下村哲、小芦雅斗、山田亮

助手

安食博志、北田貴弘、半沢弘昌、森本正太郎、

山本俊(COE特任助手)、水口将輝(EOE特任助手)

半導体ナノ構造グループ(冷水、下 村): 高い制御性を有する分子線結晶成長技術を 用いて超薄膜(量子井戸)・量子細線・量子ドットなど半導体新材料の開発と物性研究を行うとともに、それらの超高速トランジスターや次世代レーザへの応用 を行っています。

量子情報・量子光学グ ループ (井元、小芦):エンタングルメントなど量子力学の特質を利用して新しい情報処理を実現する ための研究を行っています。その基盤となる量子光学の研究として、新しい量 子状態の発生制御、エンタングルメントの発生制御、アトムオプティクスの研 究も行っています。

 

協力講座・極限量子科学講座

教授

吉田博(兼)、川合知二(兼)、松本和彦(兼)

助教授

森川 良忠、白井光雲(兼)、井上恒一(兼)、田 中 秀和(兼)

助手

前橋兼三(兼)

半導体量子科学グループ(川 合、田中)(松本、井上): 半 導体量子構造、半導体へテロ界面を作製 し、その原子的および電子的構造について、新しい量子力学的効果を用いた素子をめざした光学的研究を行っています。

マテリアルデザイン研究グループ(吉田、森川、白 井):物質や材料 の物性を理論的手法を 用いて解明するとともに、必要とする機能を持つ物質材料の創出やそれらの創製プロセスを理論的に予測するマテリアルデザインを目指した研究を行っていま す。

 

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平 成16年度大学院入試情報(要項、過去の問題など)

学部へのリンク

電子物理科学科・物性物理科学コース


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