本領域では物性物理工学が実験・理論の両面において世界の先端を行くレベ
ルで深く掘り下げられています。先端デバイスに利用される材料物質の基礎
研究とともに物理学の発展に大事な役割を果たす新規の物質や現象の研究が
なされています。バルク・表面・ナノスケール物質・メゾスコピック系など
で、多くの物質におけるミクロな相互作用機構の解明が行われています。
それには新しい理論的方法とモデル、放射光分光、超高圧などの先端的実験
手法が用いられています。また、これらの結果は新しい人工物質の創製にも
反映されます。この領域の特徴は、新物質の作製、実験装置・手法の開発か
ら、未知の現象を解明し実験を先導する理論の構築まで、幅広い研究が行わ
れるところにあり、それが新しい人材を育てる教育にも反映されています。
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